押し買いにご用心その②

以前、不動産の『押し買い』について書いたことがありました。

最近、不動産の『押し買い』について聞くことがありました。ちまたで流行しているようです。 押し売りは商品をあの手この手で売りつけ...

押し買いとは、不動産をあの手この手で無理やり相場より安く買っていくことで、法令違反ではないが、倫理的に良くないやり方です。と紹介していました。

そして、その対策は難しいと思っていましたが、参考になる判例を聞いたので、それを紹介・まとめます。(不勉強ですいません。。。)

押し買いに対する使える判例

詳しくは『福岡高裁平成24年3月13日判決』(上告を平成25年12月5日最高裁不受理により確定)を調べてほしいのですが、この判例を簡単に言うと、

顧客(売主)が、自分の物件を売る際に、不動産屋が仲介ではなく直接買取にする場合は、仲介ではなく直接買取になる合理的理由が必要であり、理由がない場合は、直接買取ではなく、仲介による取引にする義務があると判断された事由

具体的には

①売主が1,500万円で不動産業者に直接売却をした物件を、

②業者はその日のうちに2,100万円で転売し不動産業者が差益600万円儲けた案件があったのですが

③元の売主が『そればずるい』(←気持ちはわかる。)と裁判所に訴えたところ、

⓸裁判所は不動産業者に本物件を2,100万円で仲介で取引した場合の宅建業法の報酬の上限額72万4500円を差益600万円から差し引いた額『527万5500円』を元の売主に返金するように命じました。※当時消費税5%です。

ポイント

注視するところは、判決の理由が『消費者契約法』ではなく、宅建業法46条(報酬)同法31条1項(誠実義務)によるところで、不動産賃貸事業者の押し買いによるサンタメ契約(中間省略)などの救済にも使えそうな点です。

不動産業者の買取即転売(中間省略的な転売)が認められるのは、その取引に合理的根拠が必要です。

宅建業者の身分としては『そんなところまで裁判所が指図しなくてもええやん。』と思う所もありますが、業者以外の人からすればありがたい判例ですよね。

押し買い被害者の方は参考にしてください。

ワンルームマンション投資でだまされたと言っているおっちゃん

相変わらず、買取の電話が沢山かかってくるそうです。

おっちゃん『あのマンション業者が1,600万円で売れるって言ってるけど、ホンマなん?』

賃貸管理人『ええ~。それ嘘でしょう。買値以上ですし、レインズ1,400万円ででてますよ。』

きっと、甘い話につられて面談してしまうと、あの手この手で安く売らすように仕向けられるのでしょうね。

おっちゃん『やっぱりそうなん?』

賃貸管理人『ホンマに1,600万円でしか売らないと強く心で決めれるなら、お試しで面談してもエエんとちゃいます。』

と伝えておきました。

このワンルームマンションの失敗をリカバリーするのは、かなり時間がかかりそうです。コツコツやっていくしかありません。

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