自営業者の年収について

先日、久しぶりにクレジットカードの申し込みをして(対面で)自分の年収を書くことがありました。

『月給20万円だから240万円か!』と、深く考えずに記入します。

ここで私は『あ、はずかし』と思いました。

なぜかというと、目の前の若い担当者らしたらええ年齢の(アラフォー)オッサンが年収240万円って、貧乏くさいなと思われてるんとちゃうん?と自意識過剰に思ったわけです。

私は不動産屋という職業柄、他人の年収・職業はめちゃくちゃ気にします。もし自分のお客さんで40歳・年収240万円ということでしたら、正直、警戒レベルは上がります。『この人、大丈夫かいな?』と

賃貸仲介業でもこんなんですので、売買の場合はもっとだと思います。買えない人の見極めは営業成績にかなり影響するからです。

そんなわけで、私は(というか不動産屋は)普通の人より、年収や勤務先などの属性に敏感なのですが、自分が気にしているだけあって、自分の内容を開示するときに変な見栄のようなものが発生してしまいます。

これは、そういう仕事をしている人だけでしょうか?いや違うと思うな。まぁ、そればいいとして、この恥ずかしい体験に対して今後どうしていくかを考えました。

そもそも論

そもそも私の月給は20万円(一人法人社長)ですが、それ以外に個人で家賃収入が10万円位あるので月収30万円ではなかろうか?いや、キャッシュフローは5万円位なので、25万円ということか?

キャッシュフローが5万円といっても確定申告時には固定資産税・通信費・減価償却費も計上しているのでもっと所得は低くなっています。それに、給湯器の交換などが突発的に発生すればキャッシュフローも下がってしまいます。

また、別の考えでは、私の持っている物件たちの借り入れ期間は10年と短いし、土地値以下で買っているから、売却時には買った値段以上では売れるはずだから『減価償却という考えはなじまない。』とも思うわけです。

こうやって考えるとわけがわからなくなりますが、個人賃貸大家さんの『年収』の正解は単純に確定申告で申告した金額が正しい額となります。

サラリーマンの場合は給与所得控除前の金額がいわゆる『年収』ですが、(源泉徴収票に書かれた金額)個人大家や個人商店の方は売上から必要経費を差っ引いた後の金額が『年収』となるので、サラリーマンと比べ個人商店の人は正確に年収を表現すると、どうしても安くなってしまいます。

若い人(マネーリテラシーの低い人)は、そんなこと知らないでしょうから、年収欄に書かれた金額だけを見て、『あ、この人お金もってない人だ』と判断されてしまい、そこが恥ずかしいポイントです。

じゃあ、どうするか

クレジットカード・保険の申し込みなど、あとで『証拠を出せ』といわれない場合、一番多く解釈できる金額を書いてだしても問題ないですよね。嘘はついていませんし。(私の場合、家賃収入10万円をプラスする。)

不動産関係(ローン関係)は後で、エビデンス(証拠)を出さないといけないので、正直に『所得を抑えているのですが、どうしたらいいですか?』と聞くしかありません。(結果、無理な場合が多いが)

社会保険料はバカ高い

私は一人法人社長で役員報酬として月20万円を会社から受け取っていますが、会社としてはもっと払おうと思えば払うことはできます。しかし、あ・え・て20万円にしているのです。理由は社会保険料がバカ高いからなんです。

社会保険料(厚生年金・健康保険等)は個人と会社負担で約30%払わなければなりません。

役員報酬20万円の場合は合計約6万円ですが、もし、30万円にアップすれば約9万円社会保険料を払わなければいけません。健康保険なんて特に何も変わらないのに3万円アップ(年間36万円)は痛すぎます。厚生年金も元が取れるとは思いませんし。

会社経営するなら、税引き前利益の中からできるだけ経費に入れ込んで節税しつつ、生活水準を落とさない工夫が必要です。(もちろん合法の範囲内で)

役員報酬を抑えて、社会保険料を少なくして、個人名義で収益不動産を買って、家賃収入を得る(合計年収を増やす)というのは、社会保険料対策としては有効な手段です。なので、すぐに転売しない(5年以上保有予定)の収益不動産はなるべく個人名義で買ったほうがメリットがありそうです。(個人名義と法人名義のバランスを考える)

人間の設計ってやつは

というわけで、あ・え・て給料を抑えている私ですが、私もサラリーマン時代には社会保険料の負担なんて全然考えていませんでしたし、知りませんでした。私だけでなくサラリーマンで、そんな仕組みを知ってる人なんてほとんどいないと思います。

なので、他人に年収を開示するときには『今、年収おさえてるからな~』なんて負け惜しみっぽく言う位しかできないのです。

人間は他人から『すごい』などと称賛してもらえると自尊心がくすぐられて、幸福な気持ちになるように設計されています。(ええカッコしたい)

初対面の人に『ボクは、かーるく年収1,000万円以上あるんだよ』と必死のパッチで、かき集めたお金で見栄を張るのではなく、自尊心を犠牲にしながらでも『実利を取っているんだ』と自分に言い聞かせて、今日も必死に生きています。

ブログランキングに参加しています。

ブログランキングに参加しています。

 

 

フォローする