押し買いにご用心

最近、不動産の『押し買い』について聞くことがありました。ちまたで流行しているようです。

押し売りは商品をあの手この手で売りつけることですが、押し買いは無知な人から口八丁手八丁で物件を相場より安く買っていくという方法です昔は『貴金属』の押し買いが社会問題になっていましたね。それの不動産版です。

『そんなことあるのか~』と詳しく聞いてみると、確かにそのスキームはうまくできています。

※押し買い(押買)は『犯罪』ではありませんが、倫理的によくないやり方です。しかし、投資商品を買うということは、肉食獣がウヨウヨいる弱肉強食の世界で勝負していかなければならないということで、いつまでも消費者気分でいる人にも大いに問題があると思っています。

投資・事業の世界で『だまされた』などどいう甘いことをいうのも、どうかと思いますが、今回はあえて『だまされた』という視点で文章を書いてみます。

押し買いのやり方

①投資物件を高値で買った(売りつけた)リストを入手、(いわゆるカモリスト、主にワンルーム系の会社からの流出が多い)

②持ち主に電話をかけて不安をあおる。『人口が減っていく中で、こんな物件を持っていると後々とんでもないことになりますよ。』など。なぜか携帯電話番号を知っているので、リストが流失していることがわかる。

③あらかじめ買主の名前の入った売買契約書を用意して、その場で売主記名押印

④決済(抵当権抹消)できなければ違約金。ウマー

⑤決済出来れば、中間省略(サンタメ契約)で買主もうける。ウマー

(契約書にサインをしているところを動画で撮影することもあるという。)

ポイントは売主には重要事項説明書はいらないし、クーリングオフなどできません。それに売主保護の法律はほとんどありません。

私が、知り合いの自称ワンルーム系でだまされたという人に話を聞くと『そんな電話しょっちゅうかかってくるよ。』とのこと

買取の価格はいくらかと聞くと『確か800万円だったよ』。レインズで調べると1,400万円で同じタイプの部屋が売りに出ています。

その人は、小さな町工場を経営している下町のおじさんで、某大手ワンルーム販売会社から3人の子供のためにと新築物件をなんと3部屋も買ってしまっていました。

保険屋さん経由で『だまされた』と私に相談してきたことで、付き合いが始まりました。気さくで、いい人なのですが『だまされた』と騒いでいる割に、話をしてみると、脇の甘い点が散見する危なっかしい人です。

ではどうしたらいいのか?

私は契約書の中身を見たわけではないので、詳細にはわかりませんが、話を聞く限り署名押印してしまうと、押し買いから逃れるのはむつかしいと思います。

一度だまされた人は2度3度だまされると言いますが、そんな人は投資・事業の世界にいるのに、どこか『お客様気分』なのではないでしょうか?

不動産屋は慈善事業ではありません。深い付き合いもないのに『アナタだけに特別な情報を・・・』なんてことになるわけがないでしょう。

今回、私があえて押し買いのやり方を暴露したのは、人をだますことしか能がない、しょうもない奴を駆逐することを目的にしています。

ただし、投資・事業の世界で『だまされた』などという言い訳は通用しないので、弱肉強食の世界で生き残るにはプレーヤーの方もきちんと勉強が必要です。大切なことなので改めて言っておきます。

2019年9月15日 追記

対策について参考情報を掲載します。

以前、不動産の『押し買い』について書いたことがありました。 押し買いとは、不動産をあの手この手で無理やり相場よ...
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