物件の購入を検討、しかしお金がない。

今、とある物件の購入を検討している。

その物件は、クセのある物件ではあるが、長い目で見れば負ける可能性の少い、うまくいけばそこそこ儲かるいい物件だと思っている。

しかし、今は私の手持ち資金が少々タイトな状況である。

そのままスルーしてしまうのももったいない。ならばと、高校の同級生であるA君に『コレ、買わへん?』と勧めることにした。この場合、私が仲介に入ってというわけではなく、まだレインズにも掲載されていない物件でもあるし、単純にお客としてネタ元に紹介しようと思った次第である。

私の友人Aは、とある会社を経営していて今はちょっとした小金持ちになっている。

私は彼に、ことあるごとに『アリとキリギリスの話を知ってるか?いい時も、悪い時も、あるから儲けの一部はきちんとためておいたほうがいいと思うで!』と言ってきた。彼のサイフの中身はわからないが、高級住宅街に大きな家を建てたり4桁万円はするであろう外車を購入していたりした。

私はあまりグダグダ言うと負け惜しみに聞こえても悔しいし、あまり人のプライベートに踏み込んではいけないとも考えていた。

そんな彼には、過去にも何度か自分が良いなと思った物件を『コレ、自分では買えないけどいいと思うよ。』と勧めてみたことがある。そのたび『ありがとう』といい家族で物件見学に来ていたりした。

しかし、今まで物件を購入したことはない。そして今回も買わないだろう。

彼はなぜ物件を買わないのか?

私は、負け惜しみに聞こえるし、その結果に責任も持てないので強く言うことはないが、心の中では『わかってね~な!』と思っている。

何がわかっていないのかと言うと、彼は【売主に対してお客様気分】なのである。

収益不動産をしっかりやっている人はなぜダメなのかすぐに理解できるとは思うが、初心者にこれを理解してもらうのは骨が折れる。

前記の理由を本当にかいつまんで言うと【儲かる物件は土下座してでも買わせてもらう】これが収益不動産を買う時の基本姿勢だからである。

【売主がお客様に買ってもらった物件】というのは儲からない物件である。たとえそれが、だれもがあこがれる高級住宅街にあっても、最新設備の物件であっても、利益が上がらない物件はダメ物件なのである。

儲かる物件は、お客様に買っていただかなくても勝手に売れていく。むしろ、いわゆる瞬間蒸発状態で複数の人と取り合いになることもザラにある。

流石に、初心者は複数人と取り合いするのも難しいだろうから、とりあえず練習のために、そこそこの物件を買うことになるだろう。初心者は利益計算ができないから、見た目がいい物件を欲しがることが多いが、見た目が良い物件では初心者は勝ことはできない。

中級者になれば収益計算はできるようになり、本当の意味で物件のいい、悪いは、わかるようになる。しかし金銭的ゆとりは十分ではない。

さらに上級者になれば、お金と経験も兼ね備え、そういう人にはキレイで儲かる物件が回ってくるかもしれない。

収益不動産業界(不動産投資業界)では初心者がいきなり『いい物件』を買うことは難しい。

きちんとした収支計算(正確なシュミレーション)をするのは、かなり難しい。1~2か月でマスターできる問題ではないと思う。そこそこの物件を買って、失敗しながら覚えていくものである。

私の願い

私は友人である彼には、できれば失敗してほしくないし、儲けてほしいと思っている。だから、おススメする物件は薄口の初心者向けを飛ばして、磨けば光るヒトクセある中級者物件になってしまう。それに私には上級者向け物件は回ってこない。

彼は漠然と自分の将来に保険を掛けたいとは思っているが、難しい収支計算はすることはできない。また、収支計算の理解には不動産の専門知識が必要だが、忙しい本業の合間に勉強しようという意欲までは無いようだ。

儲けたければ、勉強が必要である。売り手が必死に教えてくれる時は要注意だ。

(インフレ等によって結果的に利益が出た場合は除く)

私は、彼だけではなく家族などの近親者、それに私に仕事を依頼してくださっているお客様達、一部の友人、皆に不動産という道具を使って幸せで豊かな暮らしをしてほしいと思っている。

ただ、5年後、10年後に私と彼がどうなっているかは、誰にもわからない。

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