賃貸物件にタンクレストイレって

今、契約に向けて準備している物件のトイレは

旧ナショナル(今はパナソニック)のアラウーノがついています。

アラウーノのような貯水タンクがないトイレをタンクレストイレといいます。

タンクレストイレはかっこいいですが、今回は結構困っています。

このタンクレストイレは品番から調べると約10年ほど前に設置された商品です。当時最先端のトイレだったでしょう、しかし10年も経つとそろそろどこかが故障してもおかしくありません。

家主の修繕義務

賃貸物件では基本的に室内設備の故障は貸主(家主・オーナー)の責任です。設備の故障の際には貸主で修理をしてきちんと使える状態にしなくてはいけません。

私は通常、古いシャワートイレ(ウォシュレット)が設置してある場合は、残置物扱いとして貸主の修繕義務を免責にする特約をしておくのですが、タンクレストイレはシャワー部分(ウォシュレット部分)だけの交換はできません。

タンクレストイレは水を流すにも、機械部分を使います。それならとトイレすべての修繕義務を免責にしてしまうと、家主としての最低限の義務をはたしていないと言われる可能性が疑われます。

なんで賃貸物件なのにタンクレストイレなのかというと、ここは分譲マンションで貸主さんの子供の自宅でした。それで子供用に大規模なリノベーションを行い、当時最先端のアラウーノを導入したというわけです。

私もタンクレストイレは『かっこいいな』と憧れますが、賃貸物件にはタンクレストイレは向かないと考えます。

世の中には人の使ったシャワートイレを嫌がる方が一定数いらっしゃいます。(きちんとクリーニングしたとしても)その場合、普通のタンク有トイレの場合はシャワートイレ(ウォシュレット)部分を新品に交換すれば安価に解決できますが、タンクレストイレはそれができません。

話は戻りまして、結局今回は、トイレ故障の際に家主の修繕義務を免責にすることは諦め、修理代金が高くつくときは『普通のタンク有のトイレに(シャワートイレ無)に交換とする。』という特約を契約書に付け加えました。これで状況に応じて費用をある程度コントロールすることができます。

最近のトイレ交換費用について

この特約を検討する際に後輩の設備屋にトイレの交換代金を聞いてみました。

設『ざっくりですが、アラウーノへの交換は14~16万位ですかね。』

管『へ~結構安くなってるね。30万円位するのかと思ってたわ。普通のタンク式トイレ交換は8万くらい?』

設『そんなもんですね。シャワートイレを付けたらプラス2万位ですかね。』

管『そしたら、あんまり価格差ないな~』

設『そうなんですよ。だからトイレのリフォームをするときは、タンクレスをお勧めしてますね。』彼が言っているのは持ち家の場合です。)

管『アラウーノに交換したら、手洗いなくなるやんな?』

設『そうですね。でも3万位プラスすれば、その問題も解決できます。』

管『へ~、物はやっぱりパナソニックが数が出るから一番安い?』

設『うちではそうですね。』

とこんな感じでした。

洗面所で手を洗うことに抵抗がなければ価格差5万円位、手洗いをつけても8万円位の価格差とはビックリしました。

これくらいの差であれば、賃貸物件でも、あえて奇をてらってタンクレストイレを使い、早めにトイレを新品に交換していく『逆説的作戦』も面白いかもしれません。

私調べでは新築賃貸物件でタンクレストイレを使っているところは、ほとんどないので珍しいく目に留まるし、かっこよくて高級感が出ると思います。

家賃高めの部屋であれば、1~2か月早めに客付けできれば交換代金を捻出できますので、複数部屋の空き部屋がある家主さんは実験してみてはいかがでしょうか?フリーレントするくらいならこの作戦もいいと思います。トライ&エラーですね。

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