続、賃料減額のお願いがありました。

借主さんより賃料の減額交渉があった前回の続きです。

先日、借りていただいているテナントの借主法人の担当者から『折り入ってのお話があるので時間をとっていただけないでしょうか?』と電話がありました...

思ったより現在の賃料は高くないので、いっそのことゼロ回答で断ることも頭をよぎりましたが、オーナーには【ビルのテナントの整理】も提案しました。

というのも、実はこの物件は1棟丸ごと定期借家化最中のビルでして、新規募集は定期建物賃貸借契約でお願いしています。

当初はビルの環境浄化が目的でしたが、すべて借主の権利関係をまとめ、この物件を更地売却できれば億以上の利益がでる可能性が高いので、あれやこれやと皮算用していたところです。

なので、交渉ついでに、このテナントも定期借地化できないかと考えたわけです。

借主は上場企業でマナーが悪いとかは全くなく、時期が来た時に退去するメドがつけばいいだけなので、契約期間は長めにとっても大丈夫です。

それに、まったくのゼロ回答をしてしまうと相手にも角が立つので、どうせ返さないといけない敷金なら、分割で返していけば賃貸経営のキャッシュフロー負担も大した問題でもありません。預かり敷金は200万円もあれば保全は十分です。

これで、断られたとしても一応は貸主も歩み寄ったということになるでしょう。

こう考えると、一気に気持ちが優位になってきました。(上から目線)

そんなに重たい話でもなくなったので家主とは電話で打ち合わせ『その位の話なら管理会社さんに一任しますよ。』との回答をいただきました。

借主への回答

じっくり話し合いをしたかのように値打ちをこいて、期限いっぱいの2週間後に電話をかけました。

管『○○ビル管理人です。』

借『ああ、どうも~』

管『先日、お電話いただきました、〇〇ビルの賃貸条件見直しの件ですが、時間がかかって申し訳ありません。ようやく貸主と話ができました。』

借『いえいえ。』

管『それで、家主の回答ですが、条件によっては敷金の返金には分割で応じてもいいと言っています。』

借『そうですか♪ありがとうございます。』

管『ただし、これを機会に定期建物賃貸借契約に切り替えていただくことが条件です。』

借『えっ!』

管『この建物も老朽化が進んでいまして、将来的には建て替えも含めて検討しています。もちろん今すぐにというわけではないので契約期間は5年位と長めにとっていただいて、中途解約条項もお付けいたします。』本当は5年では建替えしませんが、短めに言っておきました。)

借『いや~。いろいろな方から定期借家の話をいただくのですが、当社の規定で契約することができないんです。』

管『えっ、そうなんですか、家主も歩み寄ってくれたんですけど、そういうことなら仕方ないですね。』

借『では、なにもないということですか?』

管『そういうことに、なっちゃいますね~。』

なんだか最後はちょっと気まずい雰囲気になっちゃいましたが、きちんと要望を検討したという貸主の姿勢が伝わっていることを願います。

管理会社として、この交渉の他にも、借主会社の株価と業績とかを見て思慮してみたり、借主が近隣で出店できそうなところの調査もしたし、移転するにしても費用は多くかかるし、総合的に考えて・・・・しばらく退去はしないでしょう。きっと

しかし、ビルを丸ごと定期借家化していると、万が一のテナントの退去も一歩前に進んだと前向きに受け止めることができます。

今後も上場会社(又はそれに準ずる規模の会社)の契約は、定期建物賃貸借契約では出来ないでしょうが、上場会社が借りてくれそうな広さの貸室もこのビルに他にないので、ここでは杞憂でしょうね。

上手く?断ることができてよかったです。

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